本学情報科学部情報ネットワーク学科の三井田惇郎教授らが、日本e−Learning WORLD2006実行委員会、日本工業新聞社主催の「第3回日本e−Learning大賞」(総務大臣賞)を受賞した。授賞式は7月26日(水)に東京ビッグサイトで行われ、同教授は「本学の試みが今後、ネットワーク技術者養成の強力な手段となるだろう」とスピーチして受賞に答えた。
本学の「教育レベル」高く評価
総務大臣賞を受けた三井田教授らの教育研究テーマは「ネットワーク技術者養成のためのリモートラボによるe−Learning」。受賞者は三井田教授をはじめ、浮貝雅裕教授、中村直人教授、須田宇宙助教授、中川泰宏助手の5氏。
同大賞は日本政府の推進するeJapan構想に基づき、モバイルラーニングなどのユビキタスブロードバンド時代におけるネットワーク技術の活用や新しい学習方法の可能性を提供する優秀な業績に与えられる賞であり、大学が受賞したのは本学が初めて。
本実績は、ネットワークサービスアンドテクノロジー(株)の協力を得て、同社の有する豊富な最新機器を『リモートラボ』の形でオンライン接続し、本学学生が随時利用することを可能にし、時々刻々集積されるインテリジェント情報をカリキュラムにも反映させたことにある。
これにより大学はより実践的な技術者養成が可能になり、企業は自らの資源やノウハウを新たな教育ビジネスの展開に結びつけることができる。
受賞について三井田教授は「この賞も、先に頂いた文部科学大臣賞(マルチメディアによるシミュレータベースの理工学教育)も、個人が学協会から功労される賞とは異なって、本学教育の質的レベルの高さが評価されたもので意義深い」と語っている。
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