2006.06.15

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日本建築学会から3氏が表彰

小原常任理事、学会大賞に輝く
橋本教授は学会賞、古市教授は作品選奨に
 

   
 本学の小原二郎常任理事が、このほど、社団法人・日本建築学会(村上周三会長)の最高賞「2006年・日本建築学会大賞」を受賞した。また、橋本篤秀教授が「日本建築学会賞」に、古市徹雄教授が「日本建築学会作品選奨」にそれぞれ選ばれた。中でも「日本建築学会大賞」は毎年2人しか選ばれておらず、今年に限っては同学会創立120年とあって受賞者は3人になったものの、輝かしい賞だけに小原常任理事は、この受賞は千葉工業大学の支援のお蔭と喜んでいる。
 社団法人・日本建築学会は、明治19年(1886年)に創立され、わが国建築界で常に主導的役割を果たしてきた。現在会員は約3万6千人。
 「日本建築学会大賞」は、建築に関する学術・技術・芸術の発展向上に長年の業績を通じて特に著しく貢献された同学会個人会員を対象として、毎年2件の業績に贈呈している。今回は、14人の候補者から選考を行い、学会創立120年ということも勘案し、総合的な見地から大賞選考委員会全員一致で3人の受賞が決まった。
 小原常任理事は「建築人間工学・インテリア計画の確立と発展および『木の文化』の普及に関する一連の功績」によって選ばれた。

 今回の大賞受賞について小原常任理事は、「私が建築の分野に弟子入りした当時は、大賞を授与された先生方はみんな雲の上の人でしたから、私には無縁の存在と考えていました」と、受賞の喜びを語っている。
 小原常任理事は、4月に農林水産省所管の社会法人・国土緑化推進機構主催の『みどりの文化賞』も「森林を活かし木の文化の伝承に貢献した者」として受賞している。
 また、「日本建築学会賞(業績部門)」には合計19件の候補業績件数があり、その中から橋本教授の「建築鉄骨の品質向上と信頼性確保に関する一連の業績」が他の3件とともに選ばれた。
 「日本建築学会作品選奨」には100作品の中から、古市教授の作品「六花亭真駒内ホール」が他の10作品(18人)とともに選ばれた。
 受賞した小原常任理事、橋本教授、古市教授の3人は、5月30日に建築会館ホール(東京都港区芝)で開かれた同学会通常総会後の贈呈式で表彰され、お互いの受賞を喜び合った。本学だけで3人が表彰された。

 
日本建築学会大賞を受賞した小原常任理事(中央)と学会賞の橋本教授(右)、作品選奨の古市教授(左)
 
 
 
ロボカップジャパンオープン2006

レスキューリーグで優勝
教職員、学生の混成チーム

 

   
林原助教授   吉田研究員  
 5月4〜6日、「ロボカップジャパンオープン2006」が西日本総合展示場(北九州市)で開催された。本学からは未来ロボット技術研究センターの、吉田智章研究員、未来ロボティクス学科の林原靖男助教授らによるチームが参戦、レスキューリーグで優勝、小型ロボットリーグでは準優勝という好成績を収めた。
 本学の電気電子情報工学科2年の桐林星河君、機械サイエンス学科2年の野口宏実君、未来ロボティクス学科1年の阿久澤拓己君、一澤勝弘君、土器秀雄君、山本大貴君の6人もチームに参加、教職員と学生の混成チームで試合に臨んだ。
 レスキューリーグではロボットが瓦礫や階段状の障害物を移動しながら被救助者を発見し、そこに至るまでの3次元マップを作成する。また、操縦者とロボットは隔離されており、ロボットに搭載したカメラからの映像を見ながら操縦し、被救助者を発見しなければならない。
 今回、ロボットの操縦を担当した桐林君は「操縦を練習する時間がほとんどとれなかったため不安でした。優勝出来たのはチームワークがよかったおかげです」と喜びを語った。
 なお、レスキューロボットは、6月14日からドイツのブレーメンで行われるロボカップ2006レスキュー部門世界大会に出場し、3連覇を目指す。


前後4本のアームを駆動させて
不整地を走行するレスキューロボット
 
 
丸一登部長 新評議員に選任

 
 3月31日付で定年退職した近藤林壽評議員(寄附行為第24条第1項第2号=法人職員=該当)の後任として、5月26日に開催した理事会で、丸一登(かずと)学術・情報センター事務部長が選任された。(任期は近藤林壽氏の残任期間の平成20年2月5日まで)
 
丸 新評議員
 
   
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