2006.04.15

1面

平成18年度入学式

晴れやかに2562人
満開の桜も祝福
本岡誠一学長が特別講話
 

   
入学式会場では新入生の熱気にあふれていた
 穏やかな陽光に満開の桜も祝福する中、千葉工業大学の平成18年度入学式が、4月1日午前10時30分から幕張メッセ・イベントホール(千葉市美浜区)で晴れやかに挙行された。
(関連記事2〜5面)
 今年度は、工学部に「未来ロボティクス学科」が新設され、わが国のロボット研究をリードしてきた教授陣による授業がスタートすることから受験生はじめ斯界から大きな注目を集めた。
 式場には、晴れの合格を獲得し、21世紀の最先端科学技術修得を目指す3学部の新入生2340人(工学部6学科1697人、情報科学部2学科328人、社会システム科学部2学科315人)、大学院生222人(修士課程210人、博士課程12人)合わせて2562人が出席。ぎっしり埋まった2階の父母席からの視線が集まる中、本岡誠一学長が式辞を述べ「科学技術の厳しい変化に対応できるしっかりした基礎学力を持つ学生(人材)の育成を目指し、プログラムを準備、実践している」と表明。
 豊田耕作理事長(代読・原勇記常務理事)は祝辞で、本学の歴史を遡り、今日、卒業生6万5千人が社会の第一線で活躍していること、また社会で注目されているプロジェクト研究などを披露した。
 新入生を代表して眞戸原知之君(工学部電気電子情報工学科)が力強く宣誓。在学生を代表して長岡賢次君(機械サイエンス学科4年)が歓迎の言葉を贈り、吹奏楽部の演奏で千種寮寮生有志が校歌を斉唱して式を終了した。
 
 
満開の桜が学生、父母を迎える
(右上は宣誓の眞戸原君)
学長講話――
高まる新入生の学習意欲

 新入生や父母に、大学への理解と、目指す教育の方向性を示すため、入学式終了後、本岡学長の「入学生諸君へ―千葉工業大学で学ぶために―」と題する特別講話が行われた。
(内容は4〜5面に掲載)
 講話では本学が、21世紀の科学技術をリードする人材育成のために、どのような教育を実施しようとしているのかを、建学からの歴史を振り返りながら具体的に示した。また、本学の就職状況では、世界的に知名度の高い有力企業で活躍する、将来への道が開かれていることを知り、新入生は一段と学習意欲を高めたようだった。


未来ロボティクス学科に関心

 入学式後の午後2時30分から、芝園キャンパスで各学科のガイダンスが行われたが、今年度からスタートする「未来ロボティクス学科」には、300人を超える新入生、父母が参加。関心の高さをうかがわせた。わが国ロボット工学界をリードする第一人者たちが集結し、教授に就任したこともあり、マスコミの取材陣も詰め掛け、会場の1号館1101講義室は熱気に溢れた。
 日本ロボット学会創設を主導、学科長に就任した中野栄二教授は「本学科は21世紀の産業の中核となる、最先端技術を学ぶ場所だ。ものづくりの理論と技術を学び、ロボット研究を通して、生命の真髄を知ってほしい」と挨拶。未来ロボット技術研究センター(fuRo)の古田貴之所長が学生を指導する全教員を紹介。同所長の師で、アメリカで研究を続けていた富山健教授によりカリキュラムが紹介された。このあと11号館で、各種ロボットのデモンストレーションが行われ、新入生たちの新学科への期待を膨らませていた。

 
 
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