2006.03.15

3面

企業セミナーに述べ2016人参加
 
 
個別相談など就職支援続ける
就職担当教員とキャリアセンター
 
 本学就職委員会(委員長=宮崎収兄教授・情報工学科)では、就職活動の準備として、10月からSPI模擬試験や一般常識模擬試験、また、さまざまな就職講演会を開いて支援行事を行ってきたが、今回の企業説明会を終え、就職活動が本格的にスタートした。
 2月14、15、16日の3日間で開催された企業セミナーには、大学院修士1年生と学部3年生延べ2016人が連日足を運んだ。
 3日間で、41社の企業が日替わりで参加し、大手企業の説明会会場には100人近い希望者が殺到した。就職活動を本番目前に控えてか、参加学生のどの顔も真剣で、企業人事担当者の話に熱心に耳を傾ける姿が見られた。
 なお、就職支援行事は一段落したが、就職担当教員(現3年生クラス担任)とキャリアセンターでは、今後も引き続き、個別相談等で支援を続けていく。

 

 
大勢の就職希望者が訪れた企業セミナー会場
 
 
私の就職活動<敬称略>
 
 
 
モチベーション高揚に努力
機械サイエンス専攻修士 鈴木 栄司

 

 私は就職活動を行うにあたり、始めに『どの企業で、どんな仕事がしたいのか』を明確にしました。そうすることによって、モチベーションを高めて就職活動に臨みました。
 私は『自動車会社のエンジニアとなること』を目標に大学に入学したので、自動車メーカーやサプライヤーを中心に志望企業を絞り込みました。
 次に『自分を売り込むためのアピール』をじっくりと練りこみ、企業研究や面接対策などを行いました。時には自分で考え、時には他人からの客観的な意見も取り入れ、万全の状態で試験に臨みました。しかし、準備を万全に整えても時として想定外の結果となることもしばしばあります。その時に『どのようにしてモチベーションを立て直し、次に繋げるのか』が勝負の分かれ目になります。
 私の場合、幸い友人や指導教授、家族、そしてキャリアセンターの方々の暖かいご支援のおかげで、その辛い時期を乗り越え、無事に就職活動を終える事ができました。就職活動は今後の人生を左右する非常に重要なターニングポイントです。気を抜かず、元気良く、熱意を持って早めに行動して下さい。
 内定先・トヨタ自動車株式会社
 
 
とにかく行動に移すこと
プロジェクトマネジメント学科 小野寺祐美


 私は、就職活動を12月ごろから始めました。最初の頃は『何をどうしたら良いか』全くわからない状態で、とりあえずキャリアセンターに相談に行きました。
 相談するうちに、自分には『色々な立場の人と話すことが必要である』と考え、行動しました。そこから、人と人を通じて、色々な方と出会うことが出来ました。そのおかげで『自分の行きたい企業の情報』『採用側から見てどのような新入社員が欲しいのか』など、たくさんアドバイスをもらうことができました。
 今回の就職活動で、私が心掛けたことは、『とにかく行動に移すこと』でした。そのため、インターンシップ(2005年2月から3月にかけて2週間ほど)に行ったり、多くの企業の方に会いに行ったりしました。そのおかげで多くの方とも知り合うことが出来ました。
 実際に選考が始まってからは、エントリーシートなど、多くの人に見てもらい、指摘を受けました。自己アピールなど、多くの人に見てもらうと、色々な指摘をもらえるので助かりました。多くの方に見てもらうことにより、様々な視点から見てくれるため、それぞれの角度からのアドバイスをもらえます。特に、自分のことをあまり知らない人に見てもらうことが、一番効果的でした。
 また、面接も初めは緊張していたのと、自分が何をやりたいのかはっきり決まってなかったため、うまく行きませんでしたが、実際に女性の方が働いているのを間近で見ることや、その方々に話を聞くうちに『自分もこんな仕事がしたい!』と思い、面接でも自信を持って発言することが出来るようになりました。
 そのせいか、最初の頃、辛いと思っていた就職活動が後半では楽しくなってきました。内定をもらった時は、『本当に頑張って良かった』と嬉しくてたまりませんでした。
 内定先・(株)エヌ・ティ・ティロジスコ
 
 
自分の熱意を伝えたい
精密機械工学科 藤枝 綾

 

 私が就活中に苦労したのは、履歴書およびエントリーシートでした。
 自分を売り込むための大事な書類ですが、ホームページなどでしか得られない企業の情報で考えた志望動機などは、他の人と似通ったものになってしまい、面接官には印象に残りません。少ない情報の中で、他の人たちとの違いを『どうアピールすればよいか』が難しく、どうにか違いをつけようと、企業の魅力だけでなく、自分の意気込みや将来像などを織り交ぜて話を膨らませました。
 私の姉も就活中だったので、よく履歴書を見てもらったりもしました。初めは少し恥ずかしかったのですが、兄弟や友人、社会人の先輩(家族も含めて)などにも見てもらい、いろいろとアドバイスをしてもらうことも、新たな発見につながると思います。
 就職活動では結果はいつも紙一重。あっさり落とされることも多々ありました。それでもめげず前向きに続けていくことが大事だと感じました。
 内定先・エアーニッポン株式会社
 
 
やりたいことを明確に
情報ネットワーク学科 畠山 巧


 私が今回の就職活動から得た教訓として、『自分がやりたいことをできるだけ早く明確にし、行動する』というものがあります。
 まず、就職の第1段階として『自分がやりたいこと』を探します。もっとも難しいことかもしれませんが、自分の趣味や普段の生活などから、『自分が少しでも興味を持てたり、楽しんだりできそうな仕事』を見つけます。目標を持てると『絶対にこの仕事に就きたい』という強い意志が、就職したい業界の情報に敏感になったり、入社試験の面接などでも良い方向に影響してくると思います。
 幸い私は大学入学前から「ゲーム業界」への就職を目標に持っていたので、大学2年次の終わりに「任天堂ゲームセミナー」という就職への足掛かりとなるセミナーの情報を見つけることができました。目標を定めたら次は第2段階の『行動を起こす』です。目標が定まった人は、後はひたすら行動です。行動のし過ぎでマイナスになることはないと思うので、とにかく自分の足で就職のプラスになりそうなことには出向き情報を集めたり、勉強をしましょう。
 これから就職活動を迎えるみなさん、就活は3年生からしかやってはいけないというルールはありません。すでに目標の決まっている1、2年生はどんどん行動していきましょう。
 内定先:任天堂株式会社
 
 
興味持ち、体験して志望固め
建築学科 平野 翔太

 

 私が就職を意識し始めたのは3年前期の頃で、まず、『自分はどのような仕事がしたいのか』を考えました。そこで、私はものづくりが好きで、超高層ビルなどの巨大建築物を手掛けたいと思ったので、ゼネコンに就職しようと考えました。
 そして、その業界の中でも、3年前期に履修した「建築施工1」という授業をきっかけに、施工管理という仕事に興味を持ちました。次に、実際に施工管理という仕事を体験したいと考え、夏休みを利用し、現場実習という形で施工管理の仕事を2週間行い、ますます施工管理に魅力を感じたため、将来は施工管理の仕事をやりたいと思い志望を固めました。
 志望業界・職種に就職するために、10月・11月は建設業界に関する本を読み、OB訪問をして業界研究や企業研究を行いました。そして、12月・1月は積極的に合同セミナーなどに参加しました。特に、私の場合は、企業を調べるためではなく、自分自身にやる気を起こさせるために参加しました。
 その後、2月に入りエントリーシート対策と筆記試験対策を始めました。練習のために早い時期に選考の始まる企業の試験を受けて、面接に慣れるようにしました。3月に本命の企業の選考が始まり、1ヵ月後に無事内定することができました。
 最後に、早めに現場実習やOB訪問などを行い、志望する業界や企業を明確にすることで、円滑な就職活動になると感じました。
 内定先・大成建設株式会社
 
 
←2面 4面→
 
千葉工業大学/〒275-0016 千葉県習志野市津田沼2-17-1
Copyright © 1998-2006 Chiba Institute of Technology. All rights reserved.