2005.11.15

1面

「産官学融合センター」新設

社会貢献の取り組みを調整、主導
本岡学長 技術、教育情報の発信基地に
 

 千葉工業大学は、産官学連携や知的財産管理を進める専門の組織「産官学融合センター」を新設するため、10月21日(金)午後4時から津田沼校舎5号館6階で開所式を行った。開所式には本学の本岡誠一学長をはじめ企業、行政などから関係者60人が出席して開所を祝った。
 同センターは、戦略的研究の促進、産学融合の促進、知的財産管理、連携・交流など、本学の社会貢献の取り組み全般を調整し、主導するというもの。
 具体的には、戦略的研究を担当する総合研究所運営会議、産学連携促進を目的とする技術・情報センター運営委員会と生涯学習支援委員会の既存3組織の統括。産官学融合センターに各組織の活動テーマを持ち寄って、本学全体の取り組みとして活動を行っていく。
 工学系と理工系の融合研究、受託・共同研究、知的クラスターの構築、公開講座などの活動を計画している。すでに、本学出身の技術士会を組織化(9月発足)してコーディネーターの陣容を整えており、今後、地域企業との連携事業を積極的に推進していくことになる。
 開所式では、本岡誠一学長があいさつに立ち、「このたび、産官学の推進、融合を目指して新たに『産官学融合センター』を立ち上げる運びとなりました。このセンター開所によって、企業と本学が情報交換の推進、技術や教育情報の発信基地になるものと思います。連携以上の融合を考えています。本学の使命は、教育はもとより、社会貢献もクローズアップされており、力を注いでいきたいと考えます」と述べた。
 この後、千葉工業大学技術士会会長の溝邊哲男氏(日本工営社友)があいさつと乾杯の音頭をとって懇親会に入った。
 参加者たちは和やかな懇談を続け、産官学融合センターの小林幸雄運営委員会委員長(電気電子情報工学科教授)が中締めをして、閉会になった。
 


「産官学融合センター」開所を祝う懇親会会場 


開所式であいさつ
する本岡誠一学長

 
 
fuRoと民間企業で部品開発

樹脂使用で軽量化、はめ込み式で
来年中に商品化へ
 

 
 本学の未来ロボット技術研究センター(fuRo)と双葉電子工業株式会社(千葉県木更津市)が共同で歩行ロボット専用部品を開発した。
 ロボットのボディには一般にはアルミ板等の金属が用いられるが、今回は樹脂を使用し軽量化を図った。各パーツ同士はネジ留めをせずに、はめ込むだけで組み立てられるため、初心者でも簡単にロボット作りを楽しむことができる。2006年中に製品化し、ロボット開発企業や玩具会社などに供給、歩行ロボットの商品化を働きかける。
 試作ロボットは11月23、24日に東京・有明の東京ビッグサイトで開催される「プラモデル・ラジコンショー」に出展され、日本経済新聞をはじめ各メディアに取り上げられている。
 
 
 
18年度 アドミッションオフィス入試

志願者227人
 

 平成18年度アドミッション・オフィス入学試験が、工学部デザイン科学科、社会システム科学部の経営情報科学科、プロジェクトマネジメント学科、情報科学部の情報工学科、情報ネットワーク学科のインターネット利用入学試験5学科で実施された。
 7月のエントリーから課題審査や面接を経て、10月13日に合格者が発表された。志願者は227人で、各学科の内訳は下表のとおり。
 
 
 
 
 
 
2面→
 
千葉工業大学/〒275-0016 千葉県習志野市津田沼2-17-1
Copyright © 1998-2005 Chiba Institute of Technology. All rights reserved.