2005.5.15

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御宿に研修センターを建設

自然の中で学生が集い学べる場に
建設工事安全祈願祭を挙行、来年5月完成予定
 

 

▲周辺の景観に調和した御宿研修センター(仮称)完成予定図
 「千葉工業大学御宿研修センター(仮称)」の建設工事安全祈願祭が、4月11日午前11時から千葉県夷隅郡御宿町岩和田の建設予定地で挙行された。祈願祭には、豊田耕作理事長をはじめ本岡誠一学長、法人役員、教職員ほか、工事関係者など多数が参列し、工事の安全を祈願した。  
 この研修センターは、本学の教育スローガンである「ひとのための技術・環境をまもる工学」に則って、美しい海と緑豊かな自然の中で、学生たちが集い学べることを目的に建設するもので、完成は来年5月の予定になっている。
 同センターは、地上2階、塔屋1階の鉄筋コンクリート造り。延床面積は約1,580平方メートル、建築面積は約820平方メートル。収容人員は60人。部屋数は16室(和室6、洋室9、和洋室1)。このほかにセミナー室、食堂、厨房、浴室大小2カ所を備えてある。またゲストルームや屋上には津波などの災害時に使用する監視台も設置している。
 建設予定地は、東南・東西に御宿の海が見え、北側に山が連なる景勝地。敷地全体が国定公園内にあるため、建物の高さを抑え、南北に細長く配置した2階建て。平面形状の南北先端部分を円形にして風速増加領域を小さくなるように設計された。特に2階建て屋根は寄棟(勾配屋根)で、自然公園や周辺の景観に調和した造りにしてある。建物の色彩も、屋根は薄いグリーン、外壁は周辺の木立ちに調和したベージュ色になっている。
 また、自然災害が発生した場合は、周辺住民に開放して避難場所とする計画にもなっている。
 安全祈願祭の当日は、朝からあいにくの雨模様だったが、本学関係者のほかに地元の井上七郎・御宿町長、施工側の関健一・三井住友建設(株)東関東支店長など多数が参列して行われた。神事では豊田理事長と本岡学長が本学を代表して、鍬入の儀、玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行った。

▲豊田理事長と本岡学長による“鍬入の儀”
 
▲安全祈願祭式典であいさつする本岡学長
 
 

千葉工大名誉教授の称号授与

水島、堀之内、足立、山下の4元教授
 

 長年にわたって教鞭をとられ、本学における学術の向上に寄与された元機械サイエンス学科教授の水島輝夫氏、元電気電子情報工学科教授の堀之内利之氏、元建築都市環境学科教授の足立一郎氏、元デザイン科学科教授の山下昇氏の4氏が、4月26日付で千葉工業大学名誉教授の称号を授与された。
 水島氏は、昭和32年に本学を卒業と同時に助手として本学に就任。同46年助教授、平成4年に教授となる。この間、入学試験委員会委員、PPA理事、金属工学科主任などを歴任。軟式テニス部長として 課外活動にも積極的に携わり、48年という 長きにわたり本学の発展に多大に貢献した。
 堀之内氏は、昭和33年に助手として本学に就任。同52年助教授、同60年に教授となる。この間、学寮委員会委員、津田沼校舎防火対策審議会委員などを歴任し、定年までの47年間という長きわたり、数多くの科目の教育、研究に熱心に取り組み尽力された。
 足立氏は、昭和42年に講師として本学に就任。同60年助教授、同63年に教授となる。この間、公開講座委員会委員長、アジア交流委員会委員長、土木工学科主任、大学院土木工学専攻主任などを歴任し、昭和45年度の創部から平成16年度まで日本拳法部部長として指導にあたるなど、38年間にわたり本学の教育・研究に熱心に従事し、貢献した。
 山下氏は、昭和45年に講師として本学へ就任。同49年助教授、同59年に教授となる。この間、旧人文系主任、入学試験委員会委員、大学改革審議会委員、教育制度検討委員会委員など多くの役職を歴任。定年までの35年にわたり本学の教育・研究に携わり、特に大学の教養教育、教職教育の充実と発展に貢献した。

堀之内利之氏
 
水島輝夫氏
     

山下昇氏
 
足立一郎氏
 
 


 
 
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